懐かしく、味わいがある。第5章はバンド活動、役者など個人の活動について。80年代に「ベストヒットUSA」を一緒に観ていたカミさん曰く、”もともと、そんなに売ろうと思っていないんじゃない? わかるやつだけ、わかりゃいい、とか“ ちょっと、違うだろう。ウルフマンはキリスト教会が資金提供するメキシコの海賊ラジオ放送に出ていたとか、オプラ・ウインフリーとの“類似性”なんて話も出てくる。「警察だぁ~!」とか、まさにそれ(YMOの「増殖」、「SNAKEMAN SHOW [3]」です)。裏話たっぷりで興味深い。でも、読み進めるうちに、そんなのどっか行った。第1章はラジオで洋楽に目覚め、福山から東京に出てきてクラブの司会やディスコDJとなるまで。克也さんにとってDJの師匠的存在の、ウルフマン・ジャックとチャーリー・トウーナー(ツナ)にも触れている。同じ考えだったのは音楽雑誌の「ミュージック・マガジン」とも。第3章は、「ベストヒットUSA」。スネークマンショーのことも面白い。テレビ出演を機会に個人的な好き嫌いを封印した背景、初主演映画の撮影をきっかけに制作現場の苦労に想いをはせるようになったことなど、な
商品Reviews(9)