ウルフマンはキリスト教会が資金提供するメキシコの海賊ラジオ放送に出ていたとか、オプラ・ウインフリーとの“類似性”なんて話も出てくる。「警察だぁ~!」とか、まさにそれ(YMOの「増殖」、「SNAKEMAN SHOW [3]」です)。この本は、洋楽の素晴らしさを、年齢を問わず少しでも興味を持ってほしいと思う克也さんの気持ちにあふれている。テレビ出演を機会に個人的な好き嫌いを封印した背景、初主演映画の撮影をきっかけに制作現場の苦労に想いをはせるようになったことなど、なかなか心に来るものがある。裏話たっぷりで興味深い。第3章は、「ベストヒットUSA」。克也さんの話を編集が書き起こした本だし。70年代のアメリカでdope comedyとして有名だったチーチ&チョンも参考にしたと。“洋楽版の黒柳さん”、といつも思う。出演したミュージシャンとのポラロイド写真もいっぱい(小さいけど)。第5章はバンド活動、役者など個人の活動について。懐かしく、味わいがある。第4章は様々なミュージシャンが見せた“顔”を語る。70年代から80年代前半の自分の愛読誌だったので、個人的にうれしい。協同企画(キョードー東京)との
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